ステファン・ティソ プルサール V.V 2023/ STEPHANE TISSOT
POULSARD V.VIGNES 2023
徹底した畑での選果、そしてステファンの完璧な醸造を経て造られた希少なプルサールの新キュベ!
プラムの甘酸っぱい果汁に、出汁のニュアンスが怒涛の如く溢れ出す・・
極めてしなやかで柔らかい雄大な旨み。
まるで数時間も続くと錯覚させるほどの長い余韻の素晴らしさ!
プルサールは房は小さいが粒は大きく、果皮が薄いため淡い赤を生み出す。しかし、ティソのプルサールは別格。色の濃さと味の濃密さは一切の関係がない!
それを証明するかのような、樹齢45~75年の濃密な果実の粋がドッサリ詰まっています!
テロワールはブリュイエール、ラ・ヴァゼ、ラ・マイオッシュの3つの区画からのブレンド。
地層の古さ(リアス期&トリアス期)も、畑の方角も様々で、モザイク状に入り組んだ複雑なジュラのテロワールを表現しています!
栽培 :樹齢60年、リアス紀の粘土質土壌。
醸造 :除梗して、フードル樽で3ヶ月の醸し。その後、35hLの古樽で6ヶ月間熟成。
生産者:ステファン・ティソ
産地 :フランス ジュラ
品種 :プールサール
テロワールを表現する理論を持った自然派ワイン。
【ドメーヌの歴史】
・1956年:ドメーヌの初ブドウ木をステファンの祖父が植える。
・1962年:ステファンの父がドメーヌを引き継ぐ。
・1989年:ボーヌで醸造学を学んでいたステファンがドメーヌに戻ってくる。
・1990年:ステファンがドメーヌを引き継ぐ。
・1999年:ビオ栽培を始める。エコセール認証あり。
・2004年:ビオディナミ栽培を始める。
・今では40Haもの畑も栽培している。目標は収穫量を2000hL/Haまで上げること。
複数の区画を持っており、それぞれのテロワールでキュベを造ってるというからオドロキ!
【ステファン・ティソとは?】
La vie est BELLE!!=「人生は最高だ!」
で、挨拶が始まるステファンは人生を本気で楽しんでいる陽気な人柄。
ジュラのテロワールを表現するためには一切の妥協、後悔しない造りを心がけている。
1962年に設立したこのドメーヌは、現在3代目のステファン氏が後を引き継いで経営している。
海外のワイナリーでの経験があり、ブルゴーニュ地方ボーヌでも5年に渡り醸造に携わるなど、広い視野の持ち主。
その彼が蔵を引き継いで改革したのが「ビオディナミ」農業の導入。
もともと父の代まで化学物質を使用しない農業を行っていたが、1999年それを大きく進めて、ジュラの大地と気候が生み出す「オリジナリティー」を持ったワインを追求する。
テロワールを明確に伝えようと思えば、どんな近代醸造をもってもぶどう自体の質を上げずしてテロワールのワインを造ることは不可能と悟り、ぶどう栽培を変えた。
ジュラ地方といえば「自然派ワインの総帥」ピエール・オヴェルノワ氏が挙げられるが、彼からも「ジュラを代表する造り手」と賞賛を受けている!!