エリージョ・ビアンコ2022/マリア・ボルトロッティ
夕焼けのようなオレンジ色。
パッションフルーツの華やかな香りに、熟したラ・フランスのような旨み。乳酸のニュアンス。
丸みのある酸と心地よいタンニンがバランスよく絡み合う!
ビオディナミ(バイオダイナミクス)
国際品種としてのソーヴィニヨン・ブランではなく、何百年も前からこの地に根付いている品種ソーヴィニヨン・ブラン。
粘土質が生み出すタンニンのおかげで長期熟成出来る品種、
その個性を引き出すためにマセラシオンの期間を1週間と比較的短くさせることで、果皮からエキスを存分に美しく抽出できている傑作。
香りは優しく、ナチュラルでトロピカリ―なアロマが印象的。
産地; イタリア
地域: エミリオロマーニャ
生産者: マリア・ボルトロッティ
品種 :ソーヴィニヨン・ブラン 100%
栽培 :樹齢18年。酸化鉄、マグネシウムを多く含む赤色の粘土質土壌。
醸造 :除梗し、そのまま3ヶ月間熟成。ステンレスタンクで1週間のマセラシオン。1日一度だけルモンタージュすることでバランスを取る。プレス後、プレスワインもタンクに移し発酵。オリとともに3ヶ月間熟成。
【旨みの秘密】
鉄分が多いため、ぶどうにタンニンが生まれ、しっかりとした骨格を作り出す。
タンニンのおかげで長期熟成に向くワインとなる。SO2添加量が少ないためぶどう中に含まれいるタンニンが酸化し、白ワインでも色が濃くなる。
白にも同様にボディが生まれ、しっかりとしたワインになる。
草を生やしていることで強いだけではない全体的に調和するタンニンをワインにもたらす。
どのワインにも共通する旨みは地表に草が生え、土が生きているから。